Japanese Short Article

Japanese Short Article 20

縄じょう文もん時じ代だいへようこそ 三内丸山遺跡の発掘以降、日本では、かつてないほど古代史への注目度が高まっている。縄文時代の人々が、これまでの想像以上に豊かな文化を築いていたことが明らかになってきたからだ。縄文人が穴を掘って建物を建てたり墓を作ったりした跡、そこから出土した食べ物の残りかすや道具などからは、当時の人々の暮らしを想像することができる。 Vocabulary List: With Furigana: 三内さんない丸山まるやま遺い跡せきの発掘はっくつ以い降こう、日に本ほんでは、かつてないほど古こ代だい史しへの注ちゅう目もく度どが高たかまっている。 縄じょう文もん時じ代だいの人々ひとびとが、これまでの想像そうぞう以い上じょうに豊ゆたかな文ぶん化かを築きずいていたことが明あきらかになってきたからだ。 縄じょう文もん人じんが穴あなを掘ほって建物たてものを建たてたり墓はかを作つくったりした跡あと、そこから出しゅつ土どした食たべ物ものの残のこりかすや道どう具ぐなどからは、当とう時じの人々ひとびとの暮くらしを想像そうぞうすることができる。

Japanese Short Article 19

資し格かくでステップアップ ここ10年ほどの間に資格の種類は増え、内容も多様化してきている。資格をとってステップアップを目指す人は多い。資格を見ると、今の日本の社会も見えてくる。資格は社会を映し出す“鏡”のようなものかもしれない。 Vocabulary List: With Furigana: ここ10年ねんほどの間あいだに資し格かくの種類しゅるいは増ふえ、内容ないようも多た様よう化かしてきている。 資し格かくをとってステップアップを目指めざす人ひとは多おおい。 資し格かくを見みると、今いまの日に本ほんの社会しゃかいも見みえてくる。 資し格かくは社会しゃかいを映うつし出だす“鏡かがみ”のようなものかもしれない。

Japanese Short Article 18

富ふ士じ山さん 日本最高の山で標高3776m、18世紀始めに大噴火があったが、それ以後噴火活動はない。円錐形で裾野が広く、特に頂上付近の姿が美しい。日本人の誰もが富士山を愛しており、日本を代表するシンボルと思っている。 Vocabulary List: With Furigana: 日に本ほん最高さいこうの山やまで標ひょう高こう3776m、18世せい紀き始はじめに大だい噴ふん火かがあったが、それ以後いご噴ふん火か活動かつどうはない。 円錐形えんすいけいで裾すそ野のが広ひろく、特とくに頂上ちょうじょう付ふ近きんの姿すがたが美うつくしい。 日に本ほん人じんの誰だれもが富ふ士じ山さんを愛あいしており、日に本ほんを代だい表ひょうするシンボルと思おもっている。

Japanese Short Article 17

弱よわくなった子こ供ども この頃の子供は弱くなったと感じている人は少なくないだろう。少子化で親が過保護の傾向があるため、子供が弱くなったということは、漠然と感じてはいても、それがはっきりと数字になって現れると、心配になってしまう。今できるのは、自然の中で遊ぶ経験をさせたり、親が干渉し過ぎないように気をつけたりすることぐらいだろう。 Vocabulary List: With Furigana: この頃ころの子こ供どもは弱よわくなったと感かんじている人ひとは少すくなくないだろう。 少しょう子し化かで親おやが過保護かほごの傾向けいこうがあるため、子こ供どもが弱よわくなったということは、漠然ばくぜんと感かんじてはいても、それがはっきりと数すう字じになって現あらわれると、心配しんぱいになってしまう。 今いまできるのは、自し然ぜんの中なかで遊あそぶ経験けいけんをさせたり、親おやが干かん渉しょうし過すぎないように気きをつけたりすることぐらいだろう。

Japanese Short Article 16

古ふるくて新あたらしい木造もくぞう住じゅう宅たく かつて日本のどこにでもあった古いスタイルの木造住宅は、今やその姿を消しつつある。「暗い」「寒い」「使いにくい」と言われ、多くが取り壊されたり建て替えられたりしてきたからだ。その住宅を、現在の生活にあった形に再生する「民家のリサイクル運動」が各地で広がっている。これまで新しい家にばかり目を向けてきた日本人の住宅観が、少しずつ変わろうとしている。 Vocabulary List: With Furigana: かつて日に本ほんのどこにでもあった古ふるいスタイルの木造もくぞう住じゅう宅たくは、今いまやその姿すがたを消けしつつある。 「暗くらい」「寒さむい」「使つかいにくい」と言いわれ、多おおくが取とり壊こわされたり建たて替かえられたりしてきたからだ。 その住じゅう宅たくを、現在げんざいの生活せいかつにあった形かたちに再生さいせいする「民みん家かのリサイクル運動うんどう」が各かく地ちで広ひろがっている。 これまで新あたらしい家いえにばかり目めを向むけてきた日に本ほん人じんの住じゅう宅たく観かんが、少すこしずつ変かわろうとしている。

Japanese Short Article 15

デビットカード デビットカードは、現在使用している金融機関のキャッシュカードで、そのままクレジットカードのように買い物の際の代金を支払うことができる。“デビット”は会計用語で“即時決済(すぐに支払うこと)”を表し、後で分割や一括で支払う“クレジット”の反対語になった。 Vocabulary List: With Furigana: デビットカードは、現在げんざい使し用ようしている金融きんゆう機き関かんのキャッシュカードで、そのままクレジットカードのように買かい物ものの際さいの代金だいきんを支し払はらうことができる。 “デビット”は会計かいけい用よう語ごで“即そく時じ決済けっさい(すぐに支し払はらうこと)”を表あらわし、後あとで分割ぶんかつや一括いっかつで支し払はらう“クレジット”の反対はんたい語ごになった。

Japanese Short Article 14

交通違反はつらいよ 車が増えてくると交通違反も多くなる。交通違反によっては免許の停止処分を受けることになるが、ボランティア活動をすれば処分が免除されるという制度が最近始まった。この制度が進んでいるアメリカでは、公園の掃除やパトカーの洗車など、活動はさまざまであるが、時間などはもっと厳しいそうだ。これからの車社会では、交通安全にもっと真剣に取り組む必要がある。 Vocabulary List: With Furigana: 車くるまが増ふえてくると交通こうつう違い反はんも多おおくなる。 交通こうつう違い反はんによっては免許めんきょの停てい止し処分しょぶんを受うけることになるが、ボランティア活動かつどうをすれば処分しょぶんが免除めんじょされるという制せい度どが最近さいきん始はじまった。 この制せい度どが進すすんでいるアメリカでは、公園こうえんの掃そう除じやパトカーの洗車せんしゃなど、活動かつどうはさまざまであるが、時じ間かんなどはもっと厳きびしいそうだ。 これからの車くるま社会しゃかいでは、交通安全こうつうあんぜんにもっと真剣しんけんに取とり組くむ必要ひつようがある。

Japanese Short Article 13

秋あき晴ばれ 10月になると、蒸し暑い日が去り、気温も下がり、温度の少なくなって秋晴れの日が続く。明け方の気温が8度から9度ぐらいになると木々は紅葉し始める。紅葉は10月上旬に北海道で始まり、11月中旬や下旬に東京に達す。桜前線とはちょうど正反対の進み方である。 Vocabulary List: With Furigana: 10じゅう月がつになると、蒸むし暑あつい日ひが去さり、気き温おんも下さがり、温おん度どの少すくなくなって秋あき晴ばれの日ひが続つづく。 明あけ方がたの気き温おんが8はち度どから9きゅう度どぐらいになると木々きぎは紅葉こうようし始はじめる。 紅葉こうようは10じゅう月がつ上旬じょうじゅんに北海道ほっかいどうで始はじまり、11じゅういち月がつ中旬ちゅうじゅんや下げ旬じゅんに東とう京きょうに達たっす。 桜さくら前線ぜんせんとはちょうど正反対せいはんたいの進すすみ方かたである。

Japanese Short Article 12

つまらないもの 日本では、昔から、お祝いではない贈り物をするとき、“つまらないものですが”と言って渡したり、食べ物、飲み物だったら、“お口に合うかどうか、わかりませんが”と言い方をしてきた。大切な人に渡すものですから,“つまらないもの”であるはずはない。一生懸命考えて、苦労して準備した贈り物でも、尊敬や謙遜の気持ちを込めて、こう言って渡してきたのだ。 Vocabulary List: With Furigana: 日に本ほんでは、昔むかしから、お祝いわいではない贈おくり物ものをするとき、“つまらないものですが”と言いって渡わたしたり、食たべ物もの、飲のみ物ものだったら、“お口くちに合あうかどうか、わかりませんが”と言いい方かたをしてきた。 大切たいせつな人ひとに渡わたすものですから,“つまらないもの”であるはずはない。 一いっ生しょう懸命けんめい考かんがえて、苦く労ろうして準じゅん備びした贈おくり物ものでも、尊敬そんけいや謙遜けんそんの気持きもちを込こめて、こう言いって渡わたしてきたのだ。

Japanese Short Article 11

若者わかものの間あいだに広ひろがるルームシェア マンションやアパートの一部屋を家族や兄弟ではなく、友人同士などで借りて共同生活をすることを“ルームシェア”と言う。欧米では一般的だが、日本でも最近、都市部の若者の間で広まっている。“家賃が節約できる”“楽しい”“安心”など、理由がさまざまだが、海外留学などで経験してルームシェアの利点を知る人が増え、他人と生活することへの抵抗感がなくなっているという背景もあるようだ。 Vocabulary List: With Furigana: マンションやアパートの一ひと部屋へやを家か族ぞくや兄きょう弟だいではなく、友人ゆうじん同どう士しなどで借かりて共きょう同どう生活せいかつをすることを“ルームシェア”と言いう。 欧米おうべいでは一般的いっぱんてきだが、日に本ほんでも最近さいきん、都市部としぶの若者わかものの間あいだで広ひろまっている。 “家や賃ちんが節約せつやくできる”“楽たのしい”“安心あんしん”など、理り由ゆうがさまざまだが、海外かいがい留りゅう学がくなどで経験けいけんしてルームシェアの利り点てんを知しる人ひとが増ふえ、他た人にんと生活せいかつすることへの抵抗感ていこうかんがなくなっているという背景はいけいもあるようだ。