白雪姫(2)
そして、小人たちが山に働きに入っている間、掃除や洗濯や針仕事をしたり、 ご飯を作ったりして、毎日を楽しく過ごしました。 「白雪姫、私たちが仕事に行っている間、誰も家に入れちゃいけないよ。 あの怖いお妃に、ここが知られてしまうからね。」 と、いつも小人たちは言うのでした。 ところが、ある日、「鏡よ鏡よ、この世で一番美しいのは誰?」と、お妃が鏡に聞くと、 「山を越えたその向こう、七人の小人の家にいる白雪姫です。」と、答えたのです。 「なんですって!!!」 お妃は、物売りのおばあさんに化けると、毒入りのリンゴを手に、 七つの山を越えて、小人の家に行きました。 そして、窓を叩いて言いました。 「 美しい娘さんに、贈り物だよ。」 「まあ、何てきれいなリンゴ。おばあさん、ありがとう。」 けれど、そのリンゴを一口かじるなり、白雪姫はパタリと倒れ、二度と目を開きませんでした。 |
Vocabulary List:
Word | Reading | Meaning |
---|---|---|
白雪姫 | しらゆきひめ | Snow White |
そして | そして | and |
小人 | こびと | dwarf |
山 | やま | mountain |
働く | はたらく | to work |
入る | はいる | to enter |
間 | あいだ | period |
掃除 | そうじ | clean up |
洗濯 | せんたく | washing |
針仕事 | はりしごと | needlework |
ご飯 | ごはん | rice |
作る | つくる | to make |
毎日 | まいにち | every day |
楽しい | たのしい | happy |
過ごす | すごす | to spend |
私たち | わたしたち | we |
仕事 | しごと | job |
行く | いく | to go |
誰 | だれ | who |
家 | いえ | house |
入れる | いれる | to let in |
あの | あの | that |
怖い | こわい | scary |
お妃 | おきさき | princess |
ここ | ここ | here |
知る | しる | to know |
いつも | いつも | always |
言う | いう | to say |
ところが | ところが | however |
ある日 | あるひ | one day |
鏡 | かがみ | mirror |
この世 | このよ | this world |
一番 | いちばん | most |
美しい | うつくしい | beautiful |
聞く | きく | to listen |
越える | こえる | to cross over |
向こう | むこう | the other side |
七人 | しちにん | seven people |
いる | いる | there be |
答える | こたえる | to answer |
物売り | ものうり | selling goods |
おばあさん | おばあさん | old woman |
化ける | ばける | to take the shape |
毒入り | どくいり | poisoned |
リンゴ | リンゴ | apple |
手 | て | hand |
七つ | ななつ | seven |
窓 | まど | window |
叩く | たたく | to hit |
娘さん | むすめさん | young girl |
贈り物 | おくりもの | gift |
何て | なんて | what |
きれい | きれい | beautiful |
ありがとう | ありがとう | thank you |
けれど | けれど | but |
一口 | ひとくち | a bite |
かじる | かじる | to bite |
〜なり | 〜なり | as soon as~ |
パタリと | パタリと | with a flop |
倒れる | たおれる | to fall down |
二度と | にどと | never again |
目 | め | eye |
開く | ひらく | to open |
With Furigana:
そして、小人たちが山に働きに入っている間、掃除や洗濯や針仕事をしたり、 ご飯を作ったりして、毎日を楽しく過ごしました。 「白雪姫、私たちが仕事に行っている間、誰も家に入れちゃいけないよ。 あの怖いお妃に、ここが知られてしまうからね。」 と、いつも小人たちは言うのでした。 ところが、ある日、「鏡よ鏡よ、この世で一番美しいのは誰?」 と、お妃が鏡に聞くと、 「山を越えたその向こう、七人の小人の家にいる白雪姫です。」 と、答えたのです。 「なんですって!!!」 お妃は、物売りのおばあさんに化けると、毒入りのリンゴを手に、 七つの山を越えて、小人の家に行きました。 そして、窓を叩いて言いました。 「 美しい娘さんに、贈り物だよ。」 「まあ、何てきれいなリンゴ。おばあさん、ありがとう。」 けれど、そのリンゴを一口かじるなり、白雪姫はパタリと倒れ、二度と目を開きませんでした。 |