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Japanese Short Story 42

りょうとライオン


弓の上手な猟師が、山に狩りに行きました。
動物たちは、みんな逃げました。
でもライオンだけが、猟師に立ち向かってきました。
猟師は一本の矢を放って、ライオンに怪我をさせて言いました。
「見ろ、今のは俺の家来だぞ。今度は、俺が行くからな」
傷ついたライオンは、逃げ出しました。
キツネがそれを見て、
「怖がることはありませんよ。逃げなくても大丈夫です」
と、言いますと、ライオンは、
「そう言われても、聞くわけにはいかないよ。
家来でさえこんなに痛いのだから、本人が来たらどうすればいいんだ」
大丈夫だと言われても、
少しでも危険だと感じたら全力で逃げることが賢い選択です。

Vocabulary List:

WordReadingMeaning
猟師りょうしhunter
ライオンライオンlion
ゆみbow
上手じょうずgood at
やまmountain
狩りかりhunting
行くいくto go
動物どうぶつanimal
みんなみんなeveryone
逃げるにげるto escape
でもでもbut
だけだけonly
立ち向かうたちむかうto confront
一本いっぽんone
arrow
放つはなつto release
怪我けがinjury
言ういうto say
見るみるto see
いまnow
おれI
家来けらいservant
今度こんどnow
傷つくきずつくto hurt
逃げ出すにげだすto run away
キツネキツネfox
怖がるこわがるbe scared
あるあるthere be
大丈夫だいじょうぶit doesn't matter
聞くきくto listen
さえさえeven
こんなにこんなにso
痛いいたいpainful
本人ほんにんthe person
少しすこしa little
危険きけんdangerous
感じるかんじるto feel
全力ぜんりょくfull power
賢いかしこいsmart
選択せんたくchoice

With Furigana:

ゆみじょうりょうが、やまりにきました。

動物どうぶつたちは、みんなげました。

でもライオンだけが、りょうかってきました。

りょう一本いっぽんはなって、ライオンに怪我けがをさせていました。

ろ、いまのはおれらいだぞ。こんは、おれくからな」

きずついたライオンは、しました。

キツネがそれをて、

こわがることはありませんよ。げなくてもだいじょうです」

と、いますと、ライオンは、

「そうわれても、くわけにはいかないよ。

らいでさえこんなにいたいのだから、本人ほんにんたらどうすればいいんだ」

だいじょうだとわれても、

すこしでもけんだとかんじたらぜんりょくげることがかしこ選択せんたくです。

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