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Japanese Short Story 41

鍛冶屋とイヌ


鍛冶屋が、イヌを飼っていました。
鍛冶屋がせっせと働いている間、イヌは眠っていました。
でも、鍛冶屋が食事を始めると、イヌは主人の側に来て座るのでした。
鍛冶屋は、イヌに骨を投げてやりながら、
「しょうがない寝坊助イヌだなあ。
私が腕を動かして鉄を叩いている時は眠っているくせに、
私が口を動かすと、たちまち目を覚ますのだから」
他の人の働きによって暮らしている寝坊助のなまけ者は、
このイヌと同じです。

Vocabulary List:

WordReadingMeaning
鍛冶屋かじやblacksmith
イヌイヌdog
飼うかうto keep
せっせとせっせとattentively
働くはたらくto work
あいだwhile
眠るねむるto sleep
でもでもbut
食事しょくじmeal
始めるはじめるto start
主人しゅじんmaster
がわside
来るくるto come
座るすわるto sit
ほねbone
投げるなげるto throw
しょうがないしょうがないit can't be helped
寝坊助ねぼすけsleepyhead
わたしI
うでarm
動かすうごかすto move
てつiron
叩くたたくto hit
ときtime
くちmouth
たちまちたちまちimmediately
目を覚ますめをさますto wake up
他の人ほかのひとother people
働きはたらきwork
暮らすくらすto live
なまけ者なまけものlazy person
同じおなじthe same

With Furigana:

鍛冶屋かじやが、イヌをっていました。

鍛冶屋かじやがせっせとはたらいているあいだ、イヌはねむっていました。

でも、鍛冶屋かじやしょくはじめると、イヌは主人しゅじんがわすわるのでした。

鍛冶屋かじやは、イヌにほねげてやりながら、

「しょうがない寝坊ねぼすけイヌだなあ。

わたしうでうごかしててつたたいているときねむっているくせに、

わたしくちうごかすと、たちまちますのだから」

ほかひとはたらきによってらしている寝坊ねぼすけのなまけものは、

このイヌとおなじです。

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