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Japanese Short Story 27

人間にんげんはじめてたラクダ


人間は、初めてラクダを見た時、「何と、大きな動物だろう」と、
ビックリして、怖くてたまらず逃げてしまいました。
しかし、しばらくしてラクダが大人しい性格の動物だと分かると、
思い切ってそばへ寄ってみるようになりました。
そのうちに、ラクダがちっとも怒らないことが分かると、
人間はすっかりラクダをバカにして、
手綱をつけて子供に引かせるようになってしまいました。
このお話は、初めは恐ろしく思われたものでも、
慣れると怖くなくなるということをたとえています。

Vocabulary List:

WordReadingMeaning
人間にんげんhuman
初めてはじめてthe first time
見るみるto see
ラクダラクダcamel
ときwhen
大きおおきbig
動物どうぶつanimal
ビックリするビックリするbe surprised
怖いこわいscared
たまらずたまらずunbearable
逃げるにげるto escape
しかししかしhowever
しばらくしてしばらくしてafter a while
大人しいおとなしいquiet
性格せいかくpersonality
分かるわかるto understand
思い切っておもいきってtake the courage
寄るよるto approach
なるなるto become
そのうちにそのうちにsomeday
ちっともちっとも(not) at all
怒るいかるto get angry
すっかりすっかりcompletely
バカにするバカにするto look down on
手綱たづなreins
つけるつけるto put on
子供こどもchildren
引くひくto pull
お話おはなしstory
初めはじめbeginning
恐ろしいおそろしいhorrible
思うおもうto think
ものものthing
慣れるなれるto get used to
たとえるたとえるliken … to

With Furigana:

人間にんげんは、はじめてラクダをとき

なんと、おおきな動物どうぶつだろう」と、

ビックリして、こわくてたまらずげてしまいました。

しかし、しばらくしてラクダが大人おとなしい性格せいかく動物どうぶつだとかると、

おもってそばへってみるようになりました。

そのうちに、ラクダがちっともおこらないことがかると、

人間にんげんはすっかりラクダをバカにして、

づなをつけてどもかせるようになってしまいました。

このおはなしは、はじめはおそろしくおもわれたものでも、

れるとこわくなくなるということをたとえています。

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