【8】Reading Course

Teacher

Marshall

Story

Below is the story I will use in this course.

Notes:
①All Particles you have learned in Particle Course will be marked as red color to make it easier to read.
②Sentences without kanji is unreadable. That’s why there are many kanji in this course. But don’t worry about kanji now. The purpose of this course is to teach you how to separate part of speech by particles.
③This course is an optional course, just have a try, if you think this course is too hard, just skip it and learn N5 Kanji Course, and feel free to come back if you want to learn how to read long sentences.

Part 1:

羊ひつじ飼かいの少しょう年ねんは、村むらから遠とおくない暗くらい森もりの近ちかくで主人しゅじんの羊ひつじの世話せわをしていました。

やがて牧草ぼくそう地ちで過すごすのがとても退屈たいくつになりました。

気晴きばらしにできることは、犬いぬに話はなしかけるか羊ひつじ飼かいの笛ふえを吹ふくことだけでした。

ある日ひ、羊ひつじと静しずかな森もりを見みながら座すわり、もし狼おおかみが来きたらどうしようかと考かんがえていたら、気晴きばらしによいことを思おもいつきました。

Part 2:

主人しゅじんは、狼おおかみが羊ひつじの群むれを襲おそってきたら助たすけを呼よべ、そうしたら村人むらびとたちが狼おおかみを追おい払はらうから、と少しょう年ねんに言いってありました。

そこで、今いま狼おおかみらしいものは何なにも見みえなくても、少しょう年ねんは声こえを限かぎりに「狼おおかみだ！狼おおかみだ！」と叫さけんで村むらの方ほうへ走はしっていきました。

思おもった通とおり、その叫さけび声ごえを聞きいた村人むらびとたちは仕し事ごとを中ちゅう断だんし、牧草ぼくそう地ちにやってきました。

しかし、着ついてみると、少しょう年ねんが自じ分ぶんのしかけたいたずらに体からだを折おり曲まげて大笑おおわらいしていました。

Part 3:

三みっ日か後ご、羊ひつじ飼かいの少しょう年ねんはまた「狼おおかみだ！狼おおかみだ！」と叫さけびました。

村人むらびとたちは少しょう年ねんを助たすけに走はしって行いき、また笑わらわれただけでした。

すると、ある夕方ゆうがた、太陽たいようが森もりの影かげに沈しずんでいくときに、
本当ほんとうに狼おおかみがやぶから飛とび出でて、羊ひつじを襲おそいました。

Part 4:

少しょう年ねんは「狼おおかみだ！狼おおかみだ！」と叫さけびながら村むらの方ほうへ走はしっていきました。

しかし、その叫さけび声ごえが聞きこえたにもかかわらず、村人むらびとたちは前まえのように助たすけに走はしっていきませんでした。

「二度にどとだまされないぞ」と村人むらびとたちは言いいました。

狼おおかみは少しょう年ねんの羊ひつじをたくさん殺ころし、それから森もりに逃にげていきました。

Lesson: