Japanese Joke

Japanese Joke 27

座ざ薬やく 「おばあさん、この薬は座薬ですからね。間違えないでくださいね」「はい。書いてあるとおりに飲みますよ」その次に病院に来たおばあさん、「先生、あの薬なかなか効きませんね」「そうですか?おばあさん、薬は正しく使っているでしょうね?」「もちろんですとも。座薬でしょう?書いてあるとおりに毎日座って飲んでますよ」「……???」 Vocabulary List: Furigana Version: 「おばあさん、この薬くすりは座ざ薬やくですからね。間ま違ちがえないでくださいね」 「はい。書かいてあるとおりに飲のみますよ」 その次つぎに病びょう院いんに来きたおばあさん、 「先生せんせい、あの薬くすりなかなか効ききませんね」 「そうですか?おばあさん、薬くすりは正ただしく使つかっているでしょうね?」 「もちろんですとも。座ざ薬やくでしょう? 書かいてあるとおりに毎日まいにち座すわって飲のんでますよ」 「……???」

Japanese Joke 26

結婚けっこん 太郎が4才のころ。ある日、書斎で書きものをしている父親のところへやってきた。「パパ、ぼく、結婚してもいい?」パパはびっくりして振り返った。「いいよ。だけど、だれと結婚するんだい?」「おばあちゃんとだい」「へぇ、そうすると、私のお母さんと結婚するのかね?」「いいじゃないか?自分だって、ぼくのママと結婚したくせに」 Vocabulary List: Furigana Version: 太た郎ろうが4よん才さいのころ。 ある日ひ、書斎しょさいで書かきものをしている父親ちちおやのところへやってきた。 「パパ、ぼく、結婚けっこんしてもいい?」 パパはびっくりして振ふり返かえった。 「いいよ。だけど、だれと結婚けっこんするんだい?」 「おばあちゃんとだい」 「へぇ、そうすると、私わたしのお母かあさんと結婚けっこんするのかね?」 「いいじゃないか?自じ分ぶんだって、ぼくのママと結婚けっこんしたくせに」

Japanese Joke 25

薬くすりの処方箋しょほうせん 「おばあさん、この処方箋を渡すからね。十日にわけて飲むんですよ」「はい。よくわかりましたよ。十日にわけて飲むんですね」十一日ぶりに病院に来たおばあさん、「先生、この前いただいた処方箋はよく効きますね。おかげさまでずいぶん良くなりました」「ほう、それはよかったね。あと十日分出しておくからね」「先生、どうせなら、その処方箋をここで10枚に切ってくださいな。家に帰ってから切らなくてもすみますから」 Vocabulary List: Furigana Version: 「おばあさん、この処方箋しょほうせんを渡わたすからね。十とお日かにわけて飲のむんですよ」 「はい。よくわかりましたよ。十とお日かにわけて飲のむんですね」 十じゅう一いち日にちぶりに病びょう院いんに来きたおばあさん、 「先生せんせい、この前まえいただいた処方箋しょほうせんはよく効ききますね。 おかげさまでずいぶん良よくなりました」 「ほう、それはよかったね。あと十とお日か分ぶん出だしておくからね」 「先生せんせい、どうせなら、その処方箋しょほうせんをここで10じゅう枚まいに切きってくださいな。 家いえに帰かえってから切きらなくてもすみますから」

Japanese Joke 24

妻つまの味あじ ある所に息子夫婦と舅が3人で住んでいた。舅は頑固で、少々意地の悪いところがあって、かいがいしく世話をする嫁の行動にいちいち文句をつけていた。中でも味噌汁については「婆さんとは全然味が違う、なっとらん!本当に覚えが悪い嫁だ!」と毎日嫁を怒鳴りつける始末。ある日、とうとう頭に来た嫁は舅に出す味噌汁のお椀に、こっそりと殺虫剤を振りかけた。その味噌汁を一口すすった舅の一言。「これじゃよ!この味じゃよ!!婆さんの味噌汁は!!」 Vocabulary List: Furigana Version: ある所ところに息子むすこ夫ふう婦ふと舅しゅうとが3人さんにんにんで住すんでいた。 舅しゅうとは頑がん固こで、少々しょうしょう意い地じの悪わるいところがあって、 かいがいしく世話せわをする嫁よめの行動こうどうにいちいち文もん句くをつけていた。 中なかでも味み噌そ汁しるについては 「婆ばあさんとは全然ぜんぜん味あじが違ちがう、なっとらん!本当ほんとうに覚おぼえが悪わるい嫁よめだ!」 と毎日まいにち嫁よめを怒ど鳴なりつける始し末まつ。 ある日ひ、とうとう頭あたまに来きた嫁よめは舅しゅうとに出だす味み噌そ汁しるのお椀わんに、 こっそりと殺さっ虫ちゅう剤ざいを振ふりかけた。 その味み噌そ汁しるを一口ひとくちすすった舅しゅうとの一言ひとこと。 「これじゃよ!この味あじじゃよ!!婆ばあさんの味み噌そ汁しるは!!」

Japanese Joke 23

後あとから来くる 足の速いのを自慢にしている男が泥棒を追いかけているのを見た人が「お前さんに追いかけられたんじゃ、泥棒もたまったもんじゃないな。泥棒は今どのへんを逃げているんだ」と声をかけたら、その男はいかにも得意げに、「あとから来る」と答えた。 Vocabulary List: Furigana Version: 足あしの速はやいのを自じ慢まんにしている男おとこが泥棒どろぼうを追おいかけているのを見みた人ひとが 「お前まえさんに追おいかけられたんじゃ、泥棒どろぼうもたまったもんじゃないな。 泥棒どろぼうは今いまどのへんを逃にげているんだ」と声こえをかけたら、 その男おとこはいかにも得とく意いげに、「あとから来くる」と答こたえた。

Japanese Joke 22

娘むすめの言いうこと 朝食にカレーを出したら夫が、「何だ、朝っぱらからカレーかよ」と文句を言ったのに対して、幼稚園児だった娘がすかさず、「お父さん、朝からじゃなくて夕べからだよ」あの頃から娘の言うことは正しい。 Vocabulary List: Furigana Version: 朝食ちょうしょくにカレーを出だしたら夫おっとが、 「何なんだ、朝あさっぱらからカレーかよ」 と文もん句くを言いったのに対たいして、 幼よう稚ち園えん児じだった娘むすめがすかさず、 「お父とうさん、朝あさからじゃなくて夕ゆうべからだよ」 あの頃ころから娘むすめの言いうことは正ただしい。

Japanese Joke 21

食しょく欲よく 今年80歳になる父が母に付き添われて内科に行った時のことである。お医者さんに「食欲はありますか?」と尋ねられた父はしばし考えた後、おもむろに答えたそうだ。「おかずによります」 Vocabulary List: Furigana Version: 今こ年とし80はちじゅう歳さいになる父ちちが母ははに付つき添そわれて内ない科かに行いった時ときのことである。 お医い者しゃさんに「食しょく欲よくはありますか?」と尋たずねられた父ちちはしばし考かんがえた後あと、 おもむろに答こたえたそうだ。 「おかずによります」

Japanese Joke 20

泊とまり客きゃく 札幌へ嫁ぐ娘に客布団を買ってやろうとしたら、娘に「どうせ泊まる人はほとんどいないと思うから、通販の安いのでいいよ。でないと、もったいないじゃないの」と言われた。「そうだね」と、お買い得品を注文したところ、薄いこと薄いこと。その布団を見ながら気がついた。泊まり客は私だということに。もう遅かった。 Vocabulary List: Furigana Version: 札幌さっぽろへ嫁とつぐ娘むすめに客きゃく布ふ団とんを買かってやろうとしたら、 娘むすめに「どうせ泊とまる人ひとはほとんどいないと思おもうから、 通販つうはんの安やすいのでいいよ。 でないと、もったいないじゃないの」と言いわれた。 「そうだね」と、お買かい得どく品ひんを注ちゅう文もんしたところ、薄うすいこと薄うすいこと。 その布ふ団とんを見みながら気きがついた。 泊とまり客きゃくは私わたしだということに。 もう遅おそかった。

Japanese Joke 19

心配しんぱいしないで 5才になった娘の一言。我が家では、幼稚園の頃から、どこへ行ってもすぐに帰るように躾けていた。ある時、ママが「あんたも大きくなったら、お嫁さんに行くのね」と言ったら、「心配しないで。すぐ帰ってくるから」という答えが返ってきた。安心させたい気持ちは分かるが、それだけは困る。 Vocabulary List: Furigana Version: 5ご才さいになった娘むすめの一言ひとこと。 我わが家やでは、幼よう稚ち園えんの頃ころから、 どこへ行いってもすぐに帰かえるように躾しつけていた。 ある時とき、ママが「あんたも大おおきくなったら、お嫁よめさんに行いくのね」と言いったら、 「心配しんぱいしないで。すぐ帰かえってくるから」 という答こたえが返かえってきた。 安心あんしんさせたい気き持もちは分わかるが、それだけは困こまる。

Japanese Joke 18

荷に物もつ ビル清掃の派遣社員として行っている会社のエレベーターの扉には張り紙がしてある。「お客様専用につき社員の使用禁止。ただし荷物ある場合は可」ある日のこと、5階の通路掃除をしている時、中年の男性社員が手ぶらでエレベーターに乗って言った。「どうせ、おれは会社のお荷物だから…」 Vocabulary List: Furigana Version: ビル清掃せいそうの派は遣けん社員しゃいんとして行いっている会社かいしゃのエレベーターの扉とびらには 張はり紙がみがしてある。 「お客きゃく様さま専用せんようにつき社員しゃいんの使し用よう禁きん止し。ただし荷に物もつある場ば合あいは可か」 ある日ひのこと、5ご階かいの通つう路ろ掃そう除じをしている時とき、 中ちゅう年ねんの男性だんせい社員しゃいんが手てぶらでエレベーターに乗のって言いった。 「どうせ、おれは会社かいしゃのお荷に物もつだから…」